「物語のある砂糖」について
〜 創業1744年の老舗砂糖商 駒屋が「物語のある砂糖」をつくる理由 〜
幸せを感じさせる砂糖
かつて日本にはお祝いの時に鯛の形をした砂糖を贈り合う文化がありました。
私達に幸せを与えてくれる存在であった砂糖。
華やかなスイーツばかりがもてはやされ、 砂糖そのものの存在が薄れつつある現代
砂糖は、昔もそして今も、特別な存在には変わりはありません。
砂糖は幸せを感じさせてくれる存在。
その文化を、あらためて伝えたく「物語のある砂糖」を企画しました。
手作りから生まれる想いとカタチ
「物語のある砂糖」は、一般的な量産角砂糖とは異なり
半手製でつくることにより、様々な形状、色、素材のデザインシュガーを製造しております。
かわいい砂糖から生まれる幸せの物語
一粒一粒の砂糖にある物語と、そこから生まれる新しい物語をお楽しみください。
お気に入りのカップがあるように、砂糖にもお気に入りを。
一片の砂糖から、ゆっくりと溶け出す小さな物語と幸せな時間が訪れることを願って。
砂糖商「駒屋」の歩み
1744年(延亨元年)に初代忠平衞によって「駒屋」は創業いたしました。
その当時は紙を中心とした雑貨商として創業したと言われております。
時の将軍であった徳川吉宗は、貴重品の砂糖輸入による金銀流出を減らすため
砂糖の国産化を目的とし、サトウキビの栽培を奨励したと言われております。
これにともない、三代目から砂糖を取り扱うようになり「平兵衞」という名をいただき
砂糖卸販売商に転業をしたことが始まりと言われております。
こうして、「砂糖商 駒屋」は砂糖問屋として家業を営んできました。
明治21年頃の「砂糖商 駒屋」:明治期愛知県商家銅版画−尾張商工便覧−川崎源太郎画
明治8年に苗字の制度が導入されるまでは商人には苗字がありませんでした。
そのため、代々江戸時代には「駒屋の平兵衞」という呼ばれ方をされていました。
これについては数々の文献から「駒屋平兵衞」という表記がされている事からも明らかです。
屋号のロゴは、その「平」をとって創られたものです。
駒屋のロゴと屋号の表記(ひらがなの「こ」は旧字体)
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八代目平兵衞は、第二次世界大戦後に物資不足となった頃、日本人の習慣である進物慣習や
お供えなどに使われる餅が腐敗していくことを”もったいない”と感じていました。
そこで、賞味期限のない腐ることのない砂糖の特性を活かし、砂糖で餅と同じカタチをした
商品を作ったところ、それがヒット商品となりました。
それに加え、お祝い事などで使われる「鯛」も砂糖にすることで、結婚式などの引き出物に
重宝されるようにもなりました。こうして、慶弔用砂糖という新しい習慣を作りました。
弊社の代表商品として「おめで鯛」「おめで糖」「プチシュクル」などの商品がございます。
しかし、進物慣習という習慣も少なくなり、多種多様のギフトが生まれ、
砂糖が家庭などでも使われることが少なくなって来ました。
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昭和時代を彩った「砂糖商 駒屋」の慶弔用砂糖ギフト
「おめで鯛」「紅白ペア」「プチシュクル」
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愛知県西春日井郡豊山町にある製造工場
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食品に対する高い品質基準が求められる現代、そのニーズに対応すべく新工場を設立し製造を行っております。
また、多様化するニーズに応えるため、「駒屋」第十代平兵衞は、これまでに培った技術で多種多様な角砂糖を製造するとともに
新しいカタチの砂糖や新しい砂糖の可能性を唯一追求する企業を目指し歴史を紡いでいます。
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会社概要
社名 | 株式会社駒平キウブ商事 |
屋号 | 駒屋 |
所在地 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-8-7 |
電話番号 | 052-971-2112 |
創業 | 1744年(延亨元年) |
設立 | 昭和23年10月 |
資本金 | 24,000,000円 |
代表者 | 第十代 加藤平兵衞 |
取引銀行 | みずほ銀行 三菱UFJ銀行 |
― 代表挨拶 ―
創業は1744年(延亨元年)のこと。
誰もが壮大な歴史を感じるかと思います。
確かに、現在まで九名の先代によって事業が受け継がれ、伝統が築き上げられてきました。
しかし、いつも私たちが目指してきたものは、「伝統を積み重ねること」ではありません。
お客様へ喜びを届け続けてきた結果だと感じております。
“老舗”とは中国の言葉では、「老(いつもの)」「舗(店舗)」という意味です。
みなさまに愛され続けるよう、安全安心の高品質にこだわり、高度な技術、日本美への追求、
そして価格へ挑戦をしつづける所存です。
― 社 是 ―
仁恕
人として、社員としての道を正しく守り、思いやりの心を以って、人の和を計る。
― 企業理念 ―
そして、新しいカタチを創る。
歴史と伝統に学び、お客様に愛される「未来へつなぐ新しいカタチ」を創造する。
― 製造指針 ―
あなたにとっては「たった、ひとつ」 お客様にとっては「その、ひとつ」
お客様への安心安全のため、絶対的な品質基準を設け、製造する「人」の意識を高く保つ。
SDGsへの取り組み
環境問題に積極的に取り組んでいます。
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中部工場で太陽光発電システムを導入し 再生エネルギーの自社消費を始めました。
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